xlab’s diary あやしい時代

感じたことを、感じたままに

映画「エンドレス・ポエトリー」を再び観る 〜映像による私小説的寓話 フェリーニを超えて〜

エンドレス・ポエトリー 無修正版 [Blu-ray]

アレハンドロ・ホドロフスキー

アザゼルの大好きな監督

 

彼は、カルトの世界の住人だと解釈されがちだけど

エログロを描くことで、その対極を暗示的に示す希有な天才

 

この作品は、おそらくフェリーニの影響を受けたものでしょう

でも、リアルに痛みを感じるぐらいでなければ、私小説とは言えない

 

愛が無いから、愛の大切さを教えてくれた

無神論だから、神への帰依を導いてくれた

 

過去と現在の彼「自身」による

独白のシーン

 

過去の私「詩に人生を捧げ、何を得る」
現在の私「幸せに死ぬことを学ぶ」

過去の私「死ぬのが怖い」
現在の私「死ぬのが怖いんじゃない

     生きるのが怖いんだ」

過去の私「人を失望させたくない」
現在の私「自分を生きることは罪じゃない
     他人の期待通りに生きる方が罪だ」

過去の私「生きる意味とは」
現在の私「頭は質問ばかりするが心は答えを知っている
     意味などない

     ただ生きるだけだ
     生きろ!生きるんだ!生きろ!生きろ!」

 

アザゼルは、詩的な風合を持ち合わせていない映画は好きではありません

同時に、抽象的な寓話っぽいものでなければ・・・

 

インパクト(だらけ)と抽象性(だらけ)の強い初期作品群と比較すれば

遥かに観易く分かり易い内容となっています

 

それでも、フツーの映画に比べれば

ズッとアバンギャルドなイメージの洪水が続く

 

観客を選ぶぐらいの作品でなければ映画じゃない

そう思われるのでしたら、観るしかございませんぞ

😈