xlab’s diary あやしい時代

感じたことを、感じたままに

マンガ : 「ピンポン」(松本大洋)を読む ~映画が最低レベルの出来だったので避けてきたけど・・・原作のマンガは最高でしたの巻~

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えっと・・・

マンガは基本的に読まない主義だったんですが

チット最近は読んでるんです。

 

 

でね・・・

映画「ピンポン」の出来が最低クラスだったので

原作を読むことなど考えもしていませんでした。

 

 

ピンポン

※レンタルも不要です。

 観るだけ時間の無駄です。

 しかも観終わった後は、怒りしか覚えません。

 

 

当時の窪塚洋介さん扮する、主人公「ペコ」がドーしようなく「イモ」だったので、映画全体が台無し。

おそらくは当時の窪塚人気(知らないけど)にあやかろうとしたんでしょうが、もう演技が酷いのなんの・・・

 

 

演出だの、編集だの、という以前に

「素人を映画に出さないでっ!!」

という意識が強すぎて、ややキレ気味に映画(DVD)を観るという稀有な経験をさせていただきました。

 

 

 

ころが。。。

 

 

 

原作となったマンガ「ピンポン」

古本屋さんで読んでみたら・・・

 

とにかくスゴイ

 

の一言でございました。

 

 

「絵」も「キャラ」も「ストーリー」も最高。

気付いたら、古本屋さんで2時間かけて読み漁っておりましたぞ。

 

 

もちろん、買い求めました。

先般も書いたとおりなのですが、アザゼルは実際に購入した作品以外、評価しないことを原則としております。

それが作者への礼儀だと思うからなんです。

 

 

具体的なストーリーについては、ご自身でネット検索してくださいませ。

だって・・・感動し過ぎちゃって、アザゼルには、とても無理。

 

 

ただ、これは「スポ根」モノとして読むのは、チット違うのでは?

スポーツ(ピンポン)を題材にしているけれど

「子供が大人へと成長するうえでの通過儀礼

として読む方がしっくり来る気がいたします。

 

 

また、特に賞賛すべきは、あの独特のタッチでも構図でもなく、恐ろしいほどに正確な背景描写。

個性的なタッチで描きながら、パースが崩れないマンガって・・・

過去に鳥山明さんのマンガを読んで以来じゃないかしら?

ドラゴンボールじゃないですよぉ~ (笑))

 

 

好き嫌いが如実に出るタッチの絵だけれども、1コマすら手を抜かずに表現者としての役割を果たしている姿勢は、お見事の一言。

彼のことを「芸術家」とは思わないけれど、「表現者」としてであれば、作品が自分の分身であることが分かっている存在であると思います。

 

 

この映画、本編に至るまでが非常にスロースタートなので、最初に飽きてしまうおそれがございますが、読み続けていくほどに、その手が止まらなくなります。

個人的には、能條純一さんの「アレルヤ」を読んだときの感動に似ています。

 

 

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アザゼルは、マンガであろうとも、ブログであろうとも

 「表現者

であるか否かを評価の基準にしております。

 

 

他人には「媚びない」

他人とは「異なる」

他人の評価などには「揺るがない」

そして、なにより

「己を信じる」ことができること

 

 

それが例え完全だとは呼べなくとも

自分だけの世界観を構築できる能力

その能力に裏打ちされた独特な作品

 

コレこそが「表現者」たる者の立ち位置であると信じて疑いません。

 

 

だし。。。

 

 

だからといって、アザゼルは彼の作品を買い漁るつもりはございません。

 

何故って?

 

アザゼルは、職業上必要なモノを除けば、原則として古本屋さんでしか書籍は買い求めることはあり得ないから。

 

その理由?

 

新刊本がスラリと並ぶ大型書店も好きだけど、古本屋さんの雑然とした雰囲気、特に古本が乱雑に置かれている(例:荷解きすらしていないままに通路に放置)感じがとにかく好きなんです。

 

 

 

そもそも「本との出会い」って・・・

 

 偏に縁ですもの。