xlab’s diary あやしい時代

感じたことを、感じたままに

死せる魂 ~「生」は滅びの悲しみ、「死」は再生の喜び~

 

 

ナメクジたちが這い回わった跡が延々と続く大地

月明かりの中、私は、深い深い墓穴を掘り続ける

 

 

自分が掘り進めた墓の奥底で、私は安堵するのだ

安らぎという波にたゆとう白鮫の如く、私は眠る

 

 

天から降り注ぐ福音も、地から噴き出す呪怨すら

生きながらに死せる者となった私には雑音と化す

 

 

この住人にとって、死することは悲しみにあらず

むしろ生きながらにして、我が肉を食らわせよう

 

 

蛆虫どもよ! 目もなく耳もなく蠢く者たちよ!

歓喜に酔いしれる、この陽気で自由な死者をみよ

 

 

机上の空論に自らの人生を埋没させる哲学者よ!

腐臭漂う死肉を貪り続ける、漆黒のカラスをみよ

 

 

朽ち果てた我が屍を、遠慮なく喰らうが良かろう

そして、お前には未だ苦痛があるかと聞いてくれ

 

 

魂魄の欠片すらも残ってはおらぬ、虚無の世界で

さあ問うが良い!死者の中の死者に!この私に!