与党だけで憲法改正の発議も可能な「圧倒的多数」(衆議院の全議席の3分の2以上)すら突破しました。
特に、自民党は、国会法第50条の規定に基づき、全ての常任委員会において委員の過半数を確保し、かつ各委員会で委員長を独占できるだけの「絶対安定多数」(必要議席数261)を優に超える議席数を確保する
まさに圧勝!!
巨大台風の到来により、投票率が全く伸びず、特に支持政党の無い浮動票層が投票にこない状況も大きく寄与したものと思料。
今回の選挙では、消費税の増税を訴えた政党が圧倒的に勝利するという
稀有な例
であるものの、プライマリーバランスを考慮した内容には全くなっておらず、国家財政の好転には寄与するものではありません。
言い換えれば、日本の全政党から「良識が無くなった」可能性が否定できない結果となったことが気掛かり。
また、公明党の議席が伸びず、今後の政局での同党の発言力は自ずと限定的にならざるを得ないことから、本当に
憲法改正の発議が射程内に入った
と言っても過言ではない状況へと移行したのかもしれません。
なお、今回の選挙の結果、与党は、参議院で否決された場合の衆議院での法案再可決に必要な議席数も確保したこととなり、
安倍政権は盤石
ともいえる強固な権力基盤を手に入れたことを意味することは、記憶しておいて良いでしょうね。
一方。。。
野党では、立憲民主党が文字どおりの大躍進を遂げ、衆議院で第2党を占める勢い。
最初から最後までブレブレだった希望の党への期待が急激にしぼんだ分、その受け皿としても期待が高まったのは、皮肉と言えば余りにも皮肉。
ただ・・・
希望の党と組んだ維新の会が退潮傾向を示したことは当然ではあるものの、むしろ、共産党が立憲民主党の躍進の影に隠れてしまい、同党の獲得議席数が著しい減少をみせたことは注目に値するといえるのでは?
共産党は、今後とも、
野党勢力の結集
に活路を見出さるを得ず、立憲民主党に秋風を送り続けることになるんでしょう。
これで。。。
2020年の東京オリンピック時の宰相は、安倍さんが担うことがほぼ確実。
日本の将来のかじ取りをシッカリとやって貰いたいと切に願いまするぅ~