xlab’s diary あやしい時代

感じたことを、感じたままに

「貴婦人として死す」(カーター・ディクスン)を読む ~推理小説が嫌いなアザゼルだけど、これは超オススメ~

Amazonに直接リンクさせています。

※どっかのサイトみたいにアフィリエイトじゃないので、どうぞ、ご安心を(笑)

 

コレは1943年の作品。

原題は“She Died a Lady”

 

面白いんです。

スッゴク面白いんです。

 

何が面白いのかって?

だって、トリックを仕掛けたのが、実は殺された被害者でした(テヘペロ)というオチに不自然さは無いし、必然性もある。

 

そして、仕掛けられたトリックが同心円状に二重三重に積み重ねられて、不倫の末の無理心中だと思われた二人が、実は死ぬ気など微塵も無く、死んだことにして逃亡を図ろうとしたら・・・

この犯人を読み切れた人っているのかしら?

 

2人の無理心中に強い疑問を持った医師の手記の体裁をとっているところも上手い!

70年前の作品ですから、このネタを使った探偵モノ(コピー・・・じゃなかった、オマージュ作品)なんて沢山あるのでしょうけれど、それでもなお色褪せない面白さ。

 

敢えて購入せずとも図書館で借りてもイイですし、古本屋さんで思いっきり立ち読みしちゃっても・・・あっ、ソレはお店に迷惑をかけるのでダメ(笑)

 

ちなみに、特に最後の部分の(ある意味で突き放したような)畳み掛けが秀逸なんです。

だから、最後まで飽きさせない。

 

アザゼルは推理小説は基本的に嫌いなんだけど・・・この作品は文句なくオススメでござる。