xlab’s diary あやしい時代

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別冊宝島「プロレス 引退劇の全真相」を読む(その2) ~新日本プロレスの社長交代劇。前社長は、主力選手の大量離脱の責任を問われ、手塚社長は退任~

新日を襲った今回の大量離脱劇。

木谷オーナーは、特に中邑選手の離脱には非常に落胆していたんですって。

 

さてさて。。。

 

今回、WWEに移籍するため、新日を離脱した選手は次の4名の方々。

中邑真輔選手

AJスタイルズ選手

カール・アンダーソン選手

ドク・ギャローズ選手

 

そして、WWEへの移籍ではないけれど、特にプ女子人気の高かった

飯伏幸太選手

も新日を退団。

この5名の選手、集客力という意味では、新日は主力の半分を喪失したといっても過言ではないでしょう。

 

プロレス興行の動員力はタレントである選手によって決まる要素が非常に高いので、今後、新日本プロレスに与える影響は徐々に顕在化してくることが予想されます。

新日本プロレスでは過去にも大量離脱劇があったらしいのですが、今回のケースが異質なのは、新日本プロレスが、今後とも「WWEの牧場」と化す可能性が否定できないこと。

 

「牧場」という表現は木谷オーナーご自身の表現。

要するに、新日が一生懸命に育てた選手が客を呼べるオイシイ選手に成ったら、WWEが容赦なく奪っていくってこと。

 

プロレス業界で世界唯一のメジャー団体であるWWEにとって、新日などビジネス・パートナーどころか、極東の選手養成所程度の認識。

事実、WWEのアジア地域のヘッドは、

WWEの経営戦略上、日本は(米国域外での)最重要地域ではないが、選手の発掘という意味では最重要地域の一つ」

と明言されており、今後とも選手の”刈り取り”が継続的に行われることは必定。

 

ところが。。。

 

週刊プロレス誌上での木谷オーナーのインタビューでも分かるように、新日社内では昨年の11月時点まで、WWEは新日と業務提携を望んでおり選手の引き抜きなどあり得ない、と考えていたのだとか。

その理由は、WWEから新日に対し、WWEネットワークでも新日の試合を放映できないか、との打診が実際にあったから。

 

WWEは、新日に業務提携を「エサ」としてチラつかせながら、同時並行して、かつての新日LA道場のルーム・メイトであったダニエル・ブライアン(WWE・引退)さんを通じて、数年前から中邑選手の引き抜きを画策していたんですって。

ちなみに、AJスタイルズ選手はWWE本体が獲得に乗り出したんだけど、他の選手は各地のエージェント経由で引き抜いたんだとか。

 

今回の大量離脱は、たまたま時期が重なっただけらしいのですが・・・

生き馬の目を抜く米国のエンタメ業界で生き抜いてきたWWEからすれば、新日など脇がガラ空きの子供みたいな組織にしか見えないんでしょう。

 

新日では、せめて中邑選手の離脱という(どう転んでもプレミア・チケット化する)イベントを大箱(収容人員の非常に多い会場)興行に繋げたかったんだけど、急なことでドコも抑えられず、WWEに泣きついて一度だけ中邑選手の出場(貸出)を懇願したんですって。

で、WWEの回答が「フザけるな」(笑)

 

コレが、中邑伸輔という新日の大看板が退団するという一大イベントなのに(まあ聖地といえば聖地なんですが)後楽園ホールというキャパが2,000人程度の箱で開催された真相。

この真相そのものは、すでに数多くの媒体で「新日バァ~カ(笑)」と嘲笑のネタで使用されてきたので、特に新鮮さは無いのだけれど、新日のリスク管理能力の無さ、対外交渉力の無さには呆れる他はないのでしょう。

 

で。。。

 

木谷オーナーから「何やってんだオマエは!」ってコトで、社長が交代したらしいんですって。

交代劇の真相なんて分かんないですが、「別冊宝島」のいうとおりだとしても・・・仕方ないのかもしれませんね。