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xlab’s diary あやしい時代

感じたことを、感じたままに

故・安倍公房さんの”感触” ~どこか突き放した感のある表現だけど・・・~

「他人の顔」という作品の一説・・・

 

指先にはまだ、蠟石の粉をまぶしたようなお前の内股の感触が、小さな鬼火となって火照り続けていた。 

 

あぁ・・・なんて魅力的な”感触”の表現。

こういう表現がサラッと書けるようになりたいなぁ~

 

子供みたいなダダをこねているだけなんだけれど、憧れるんですよね。

コレはもう修練で身につくものなんかじゃなくて、持って生まれた才能というべきなのかもしれませんけど・・・

 

(男女間の濡れ場でも、男男間の濡れ場でも、女女間の濡れ場でも何でも良いのだけれど)濡れ場の余韻をリアルさをもってエロティックに表現できることって、小説家として必要な技量だと思う。

否!

それが書けないようだと、通俗小説の分野でも純文学の分野でも、一流とは呼べないいんじゃないかしら?

 

さらに言い換えちゃうと・・・異性のコト、女性が男性のことを書けるようになったら、男性が女性のことを書けるようになったら、もう一流だっていえるんじゃないかなぁ~

異性のことを書けるかどうか・・・コレ、ホントにアイガー北壁を単独登頂しちゃうぐらいにムズい気がする

 

こういうことが苦も無くサラサラって書けちゃうヒトにとっては、

「アザゼルってバカみたい」

と感じるんだろうな・・・

 

馬鹿だけどさ!(←開き直り)

Σ(*ノ´>ω<。`)ノ アチャー

 

ところで。。。

 

異性のことを書けないなぁ・・・って思ったのは、故・司馬遼太郎さん。

文化勲章受章者にして、多数の信者ともいうべきファンを有する大御所だけど・・・

 

彼の書く女性像って、なんていうか・・・女子(っていうか、アザゼル個人の・・・だけど)の観点からすれば、ペラペラで薄っぺらい。

だから、主要登場人物のほとんどが男性なのは、歴史小説っていう分野(おそらく読者のほとんどが男性だろう)ってこともあるんだけれど、ハッキリ言っちゃえば、魅力的な女性を書けない(=女になって書けない)から逃げたんだな・・・って思ったりすんです。

 

梟の城」(直木賞受賞作品)・・・マジでツマンなかったです。

コレのどこが面白いというのか・・・未だに分かりません。

 

あっ「項羽と劉邦」とか「坂の上の雲」とかは・・・歴史の補助教材を読む感じ。

その意味では面白かったです。