xlab’s diary あやしい時代

感じたことを、感じたままに

死せる太陽

ためらいながら遥かな遠方から歩み寄る

ほの暗い葬列の影に

幻のように産まれ出ずる夕焼は

次第に群れて崩れいく

万物の色と象とを

ただ一様な銀灰色の海の底深く葬り去った

 

絶え間なく蒼白い発酵を続けては

煙ながら黒ずみゆく黄昏の空気の奥に

うら若い尼僧のように

樹木が細く浮き出てひかり

水路は滑らかに

うねって死せる蛇腹を見せたまま

その下に眠っている